重要な日頃からの体調管理

看護師が生理のときに抱える悩みとして、生理不順があげられます。
看護師は、夜勤の仕事があるため、本来は睡眠をとらなければいけない時間に十分な休息がとれなくなり、概日リズムが乱れてしまう可能性があります。概日リズムとは約24時間周期で変動する生理現象で、乱れると生理不順だけではなく、不眠症や糖尿病など生活習慣病の原因にもなります。

概日リズムを乱さないためには、夜勤の仕事をする際、できるだけ仮眠をとることが大切です。約2~3時間の仮眠をとるだけで、肉体的にも楽になります。
そして、概日リズムを整えるためには、食事も大切です。特に朝食は、生活リズムを整えるという重要な役割を担っているため、しっかりと摂るようにすることが大切です。夜勤明けで食欲が出ないというときには、スープやサラダなど軽めのものを食べるようにすると良いでしょう。

その他にも、生理の悩みとしてPMSもあげられます。
PMSとは月経前症候群のことで、月経が始まる約10~14日前から、便秘やむくみ、乳房の張り、不眠、さらにはイライラや憂鬱感といった症状が現れることがあります。体調や精神的な変化は、看護師の業務にも影響を与え、普段はできていることができなかったり、同僚や患者に八つ当たりをしてしまったりすることも少なくありません。
症状を改善するには、日頃から生活習慣や食生活に気をつけたり、ストレス解消をしたりするなどして体質改善に努めることが大切です。

このように、生理不順やPMSに悩んだ時は、まずは普段の生活を振り返り、症状の改善につなげる努力をしましょう。